東京オリンピックでは、初めて追加された競技もあります。
おおいに盛り上がること間違いありません。
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野球・ソフトボールが復活
日本以外でも広く愛されているスポーツが野球とソフトボール。
野球は2チームに分かれ選手9人で、攻撃と守備を交互にし点数を競います。
ソフトボールもほとんど野球とルールは変わりませんが、ピッチャーの投げ方は下投げではないといけませんし、フィールドは狭まります。
2012年のロンドンオリンピックから野球・ソフトボールは公式競技から除外となってしまっていました。
理由としては、球場建設の費用に対して観客が少なかったり、レベルの高い選手の出場が見込まれないことなどが挙げられます。
メジャーリーガーが参加する可能性は残念ながら低いかもしれません。
それでも東京で野球が復活する感動や、2008年にソフトボールの日本チームが金メダルを勝ち取ったときの感動をまた味わえるかもしれないのですから、ワクワクしますね。
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空手が念願の正式種目に
空手は沖縄県が発祥地なので、日本をアピールするよい機会だと思います。
定められた形から選び演武で競う「形競技」と対戦相手の体手前で技をきめる「組手競技」の2種類があります。
見慣れていないと技が決まっているのか、わかりにくい競技かもしれません。
スポーツマンらしい闘志や、相手の攻撃を意識するといった行動も得点に加わります。
「組手競技」の場合、寸止めで戦うために、遠くから見ていると判断がしづらいことがあります。
しかし、立ち振る舞いや技の迫力があり、とても魅力的です。
東京オリンピックでは、歴史ある日本武道館で行われます。
1999年以降、オリンピックの種目候補にあがっていましたが、開催都市が東京になりようやく追加されました。
日本人選手も強豪が多くいます。
注目するべきスポーツですね。
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人気上昇中のスケートボード
スケートボードは、街中の手すりや階段・斜面を施したようなコースを滑る「ストリート」と、ジャンプ台や湾曲状をした斜面があるコースを滑る「パーク」の2種類の競技があります。
どちらも自由演技ですが、独創性や構成、技の高さやスピードで評価が変わります。
スノーボードのように足が固定されていないため、ボードだけをスピンさせる高度な技もあり、かっこいいですね。
オリジナルティ溢れる滑りには圧倒され、気持ちよさそうに宙を舞うスケーターに心が奪われていきます。
「ストリート」では技のボードコントロールを、「パーク」はスピードや飛ぶ高さが評価のポイントとなります。
迫力のある演技は、若者へ絶大なインパクトを与えるでしょう。
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スポーツクライミングはメダル期待大
3種類の種目の総合点を競い合うスポーツクライミング。
「リード」とは、制限時間内に設定されたコースを登り、到達した高さを競う種目で、持久力も必要です。
「ボルダリング」は、設定されたコースを何回目で登れるかを競うので、無駄な行動を控えることが勝負のポイントになります。
「スピード」は、2人のクライマーが隣り合わせになった状態からスタートする、壁を登る速さを競う種目。
瞬発力や集中する精神力が要求されるでしょう。
実は日本がメダルを取る可能性が高いのです。
国際スポーツクライミング連盟が開催しているワールドカップでは、ボルダリングの日本女子は国別ランキング1位、男子も暫定ランキング1位2位を獲得しているからです。
東京オリンピックでは、ダイナミックな動きとメダルの輝きに期待しましょう。
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サーフィンは若い選手に注目
サーフィンは長さ9フィート(約274センチ)未満のボードに立ち、波を乗りこなす競技です。
1回の波でどれだけ難しい技や、速く乗りきれるかの勝負となります。
人工の波とは違い、自然では二度と同じ波はありません。
運の差も勝敗にかかわってくるかもしれませんね。
ボードと波を乗りこなし、かっこよく波の上を滑っていくシーンを早く見たいものですね。
注目の選手は、2015年になんと18歳で日本人初の全米オープン優勝をした、大原洋人(オオハラヒロト)選手。
2010年にJPSAグランドチャンピオンに輝いた、大村奈央(オオムラナオ)選手。
他にも数多くの若くて期待できる選手がいます。
開催予定地は、千葉県の一宮町に決定しました。
波がでやすい場所で、どんどん新しい歴史を刻んでほしいと思います。
東京オリンピックはいよいよ来年です。
新しい競技の楽しみ方は、これでバッチリですね。