小さな頃から、私たちに馴染みのあるスポーツ、バドミントン。
バドミントンには勘違いされることがいくつかあります。
私たちが思っていたことが、実は勘違いだった!なんてことがあるかもしれません。
何をどう勘違いされやすいのか、調べてみました。
・バトミントンは間違い!!
勘違いその①
まず、必ずといっていいほど勘違いされているもの、それはスポーツ名です。
正式名称は「バドミントン」(Badminton)。2文字目は濁点の「ド」。
よく、「バトミントン」と言っている人を見かけます。これは大きな間違いです。
バドミントンの名前の由来は、英国ボーフォート候のグロシェスターシェアーの領地「Badminton」荘という邸宅の名前から取っているという説が有力です。
1820年にインドのプーナで皮の玉をラケットで、ネット越しに打ち合う「プーナ」(Poona)という遊びをイギリス人兵士がイギリスに伝えたことにより始まったとされています。
兵士はプーナを見せるために、シャンパンの栓に鳥の羽を刺したものをテニスラケットで打つことを見せた場所がBadminton(バドミントン)荘だったということです。
現在では、競技として「バドミントン」、レクリエーションとして「バトミントン」と使い分けることもあるようですが、正式名称は「バドミントン」ですので、こちらで覚えておくといいでしょう。
・マイナースポーツではない
勘違いその②
バドミントンはマイナーなスポーツだと思っている方がいます。それも勘違いです。
1992年のバルセロナで行われた五輪から、正式競技種目として採用されていますので、メジャーなスポーツといえるでしょう。
笹川スポーツ財団が2012年に発表したデータによると、日本でのバドミントンの競技人口は約970万人以上というデータもあります。
サッカーは約800万人、野球は約740万人。
バドミントンの競技人口が上回っているのです。
小・中学生時代はよくバドミントンをしていたという方も多いのではないでしょうか?
報道が少ないということから、マイナーだといわれているのかもしれませんが、五輪正式種目でもあり競技人口も多いので確実にマイナースポーツではないと覚えていただきたいです。
・地味なスポーツではない
勘違いその③
「バドミントンは地味だから…」というイメージがありませんか?
学生時代の部活が地味だった、というイメージで過ごしている方がいるかもしれません。
光や風に左右されるバドミントン。体育館では窓やカーテンを閉めて行うので、そんな薄暗い感じも「地味である」というイメージを助長させているのでは。
しかし、ハイレベルな選手の試合を見れば、そのイメージは一新されるでしょう。
打球音・スピード感はかなりの迫力があります。
バドミントンの時速は400キロオーバー!物凄いスピードだとわかりますよね。
地味なスポーツだと思っている方は、是非実際にプレーを見ていただきたいです。
きっと、迫力のあるスポーツだと感じるのではないでしょうか。
・日本バドミントンは弱くない
勘違いその④
地味=弱いというイメージがあるのでしょうか。
日本のバドミントンが弱いというイメージは、最近は少なくなっていると伺えます。
五輪でもいくつかメダルと取っていますので、払拭されてきているのではないでしょうか。
2014年の国別対抗戦(トマス杯・ユーバー杯)では、男子優勝・女子準優勝の快挙。
個人でもBWFバドミントン世界ランキング2位、7位に日本の女子選手、男子ダブルスは5位、女子ダブルス2位と4位に入っています。
※2018年3月時点
日本のバドミントン選手の実力は確実なものです。
弱いというイメージは一切ありませんね。
2年後の東京五輪も期待できるのでは!?楽しみです。
・テニスの親戚ではない
勘違いその⑤
ラケットの見た目が似ているという点で、「バドミントンとテニスの違いが分からない」と勘違いをするバドミントン初心者は多いようです。
まったく違います。
ラケットをよく見て頂ければはっきりわかりますが、柄の部分も、ガットも、長さも違います。
足運びも戦い方も違いますので、比べようがないのです。
ちなみに、テニスのラケットでバドミントンのシャトルを飛ばすことは可能ですが、あまり飛ばないでしょう。
反対にバドミントンのラケットでテニスボールはまったく打てません。
テニスボールは重いので、バドミントンのラケットが壊れてしまいます。
ラケットが似ているから、サーブなど似ているところもあるからといって、親戚ではありませんので、勘違いしないよう気を付けましょう。
いかがでしたか?
バドミントンの勘違いしがちな5つの項目をみてきましたが、イメージが変わりましたでしょうか?
強いバドミントン選手もたくさんいるので、2年後の東京五輪も期待が高まるスポーツですよね。
学生時代にやっていた方、懐かしい思い出が蘇る可能性もあるので、久しぶりにやってみてはいかがでしょう。