スポーツを習っている子供はたくさんいますよね。
体を動かすことはとてもいいことです。
しかし、スポーツを辞めたいと言ってきたらどうしますか?
そんなときの対処法をご紹介します。
・本人のやる気がないと上達は困難
スポーツを習い始めたころは、みんな同じ練習をして同じように進みます。
ただ、個々の能力・体力によって進み方が変わる場合があります。
周りに比べて自分ができないと思ってしまうと、上達は困難になってきます。
スポーツは本人のやる気次第です。やる気がなければ技術の向上が期待できず、さらに実力の差が出てきてしまいます。
スポーツを始めたばかりの場合は、「始めたばかりだから」と親は考えがちです。
反対に、長年スポーツを習っている場合は「これだけやってきたのだから」と考えてしまいます。
上記の場合によって、対処法も変わってきます。
では、どうしたらよいのか?みていきましょう。
・習い始めて日が浅い場合の対処法
◎目標を達成してみよう
まず、一つ先の目標を立ててみましょう。これができたら、辞めようと言ってみるのです。
達成感がなくて、辞めたくなってるのであれば、達成したら何か感じるかもしれません。
◎褒めてみよう
親に褒めてもらうことで子供のやる気は復活します。子供と一緒に親もそのスポーツをやってみることもおすすめです。
親に「教えて!」と言われたら、子供は嬉しそうに教えてくれるはずです。
「すごいね!」と褒められるとやる気も湧いてきます。
◎ワンクッション置いてみよう
少しのことで落ち込んだり、体力がついていかず辞めたいと言っている場合があります。
目の前のことを気にして辞めたくなったのであれば、「お休みする」という選択肢を与えてあげるといいかもしれません。
精神面、体力面で回復を待って再開してみるのもいいでしょう。
・長いこと続けている場合の対処法
◎習う曜日やクラスを変える提案をしてみよう
長く一緒に習ってきた友達と、実力に差が出てくることや、状況が変わって友達関係が気まずくなったりとさまざまなことがあります。
人間関係が崩れると辞めたくなるのは、大人も理解できますよね。
「スポーツは好きなのに」という場合は、曜日やクラスの変更を提案してみましょう。
また、別のスクールを検討してもいいかもしれませんね。
◎少し間を開けてみよう
長く続けていると、上達するために練習が厳しくなっていきますよね。体力面の心配、
成果がみられないと辞めたくなる場合があります。
スランプに陥ったり、辞めたくなるのは、トップアスリートも同じです。
どんな選手も乗り越えていることを話して、少し間を開けて冷静になることも大切です。
その後、意思をもう一度確認してみましょう。
◎やることを明らかにする
自分の意思で辞めたいのではなく、状況から辞めなければならないときがあります。
その場合は、次にやることを明らかにして、再開を視野に入れていきましょう。
勉強や受験がある場合は、勉強方法をきちんと決めて終わってからの再開について話し合っておくといいですね。
・決心した子供に親が注意すること
親ができなかったことを、子供に期待する。これはよくあることでしょう。
応援して、子供のやる気を出すこともいいことですが、過度に期待してはいませんか?
親の期待をかけられ過ぎた子供は、重荷となってやる気がなくなることもあります。
応援の言葉が子供を追い詰めることも。
子供の友達、兄弟と比べるのもいいものではありません。
比較してしまうと、挫折感・敗北感を持たせてしまいます。
スポーツからどんどん気持ちが遠ざかってしまい、再度やる気を出すには時間がかかります。
そこで諦めてしまう子供も。
よかれと思って言った言葉が、子供を傷つけている場合がありますので、言葉選びには慎重になりましょう。
・子供と日頃から話し合える関係を
子供と普段、どのくらい会話をしていますか?今の子供の気持ちは、本当にわかっていますか?
子供のためを思って、習わせているのですから、続けてほしい気持ちもありますよね。
しかし、どうしても辞めたいと強く考えているようであれば、強制せず子供の気持ちを尊重してほしいのです。
もちろん、続けられるよう親が応援をして、意欲を持ってスポーツを再開できればベストですが、無理やり勧めるのは控えましょう。
日頃から子供とよく会話をして、気持ちに寄り添うのはとても大切なことです。
そのうち少しの変化もわかるようになるでしょう。
「どうしたの?」と気づいてあげることが重要です。
言いづらいことも言えるような関係を作れたら素敵ですね。
いかがでしょう?
子供が辞めたいと言ってきたときは、さまざまな要因があります。
無理に続けさせる・すぐ辞めさせるのではなく、子供の気持ちをまず確認してみましょう。
子供の気持ちに寄り添うことで、安心感を与えます。
それからどうしたいのか、きちんと話し合うことが一番ですね。