40代は脂肪がつきやすい年齢です。
健康のためにも痩せたいと思う人も多いのでは。
そんな人のために、いきなり始めて体調を崩さないような正しい運動法をお伝えします!
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筋肉量と基礎代謝の低下には注意を
若いときは、太ったら無理な食事制限をしたり、流行りのダイエットを試して体重を落とすことも多かったのではないでしょうか?
しかし、40代はその方法で痩せられません。
加齢からくる基礎代謝の低下により、痩せにくくなってしまうのです。
除脂肪体重の減少が基礎代謝量の低下に関わっています。
除脂肪体重の計算は以下になります。
◎数式 体重-体重×体脂肪率÷100=除脂肪体重
大人の場合、除脂肪体重が筋肉量に値します。
除脂肪体重の低下は筋肉量が減少しているということになります。
肝臓や骨格筋などの臓器が基礎代謝のエネルギー消費を行ってくれるのですが、その中で脂肪組織はカロリーの消費が低いのです。
脂肪組織を多く蓄えても基礎代謝量は上がらなくなり筋肉量も減ってしまうのです。
基礎代謝がより落ちていく原因です。
心臓や呼吸に使われる大事なエネルギーなので、くれぐれも気をつけましょう。
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女性ホルモンの影響で筋肉量の減少も
女性ホルモンも加齢により分泌量が変化していきます。
女性ホルモンのエストロゲンが減少してくると、代謝レベルや内臓脂肪の分解速度も落ちてしまいます。
そうなると脂肪をため込みやすくなってしまうのです。
脂肪は筋肉ではないので、熱量を出せません。
そのため体温が下がり体が冷えてしまうので、体調管理が難しくなります。
さらに皮下脂肪が増えると、筋肉も鍛えづらくなってしまいます。
基礎代謝を上げるためにも脂肪燃焼して、筋肉もつけるようにしましょう。
痩せにくい体になってしまっている人は、できる範囲の運動を心がけましょう。
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有酸素運動だけのダイエットは厳禁
基礎代謝量を上げるために、負担がかかり過ぎない適度な運動をしましょう。
ウオーキングやサイクリングなどの有酸素運動は始めやすいですよね。
スポーツよりも軽くできる運動をするのはとても大切なことです。
しかし、それだけでは体重の変化がしないのではないでしょうか?
毎回ではなくていいのですが、筋トレも行うと最適です。
あまり無理なくできる筋トレメニューを組みましょう。
痩せたいからと初めから体力オーバーなことをしてしまうと続かないダイエットになってしまいますので。
腹筋や腕立て伏せが好きじゃない人はスクワットやタオルを使ったストレッチなど軽く負荷をかけられるトレーニングをするといいですよ。
筋肉を強くして基礎代謝も上昇します。
日頃から運動をしている人はたまに遠出するのも気分転換になり楽しいですよ。
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過度な運動は免疫力を下げる危険性が
ダイエット目的の運動には注意点があります。
適度を通り越したハードなトレーニングは、かえって免疫力低下や、体調不良などを及ぼすことも。
特に体を動かすことをあまりしなかった人が、急に負荷の高い運動を行うことは控えましょう。
膝などに負担がかかって関節痛を引き起こしたり、ひどい筋肉痛になってしまうなど。
激しい運動後に起こりがちな食欲減退は栄養不足を引き起こし、免疫力低下を早めるだけです。
免疫力低下のままでいると体が弱り風邪にかかりやすくなり、インフルエンザやノロウイルスなどに感染する可能性が高まります。
トレーニングを激しくし過ぎて一日でダウンしてはもったいないので、継続させるためにも徐々に体を慣らしていきましょう。
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身体を動かす前には必ず準備運動を
40代女性は特に準備運動が必要です。
体が硬い状態で運動をするとケガもしやすくなり、体の負担が大きくなりやすいです。
体を温めてトレーニングをすることにより、基礎代謝も上がり痩せやすい体に変わっていきます。
家事や仕事に追われて時間がないからと、いきなり運動をするのではなく、必ず体を軽く動かしてから行うことをおすすめします。
運動後もストレッチやゆっくりウォーキングをしてクールダウンをしましょう。
疲労回復効果もあるので翌日の筋肉痛なども和らげてくれます。
年齢的に回復に時間がかかりますが、入念にストレッチなどをして体の疲れをほぐしましょう。
十分なウォームアップとクールダウンをすれば毎日のダイエットも続けやすくなりますね。
40代の女性だとどうしても痩せにくくなってしまいます。
軽いスポーツを行うと、より楽しくなりますよ。
注意点を頭に入れて徐々に慣れていきましょう!