有酸素運動の正しい知識はご存知ですか?
運動をするうえでよく耳にする言葉ですが、詳しいことは知らない…という方も多いのでは?
有酸素運動について詳しい内容をお伝えします。
・そもそも有酸素運動とは?
「有酸素運動」は運動をするうえでよく聞く言葉ですよね。
ではそもそも、有酸素運動とはどういった運動なのでしょう?
◎ゆっくり
◎長時間
◎続けて
この三拍子が一般的に有酸素運動といわれています。
主にウォーキングやジョギング、水泳やサイクリングなどです。
ゆっくりと長時間続けて行うことにより、酸素が多く取り入れられます。
取り入れた酸素で体内の脂肪を燃焼させる運動を有酸素運動というのです。
ただ、長時間ゆっくり運動を続けることが難しいときがありますよね。
5分や10分なら可能な場合、短時間の運動を積み重ねてもいいでしょう。
それでも有酸素運動としての効果は十分です。
通勤・通学時間、休憩時間などに体を動かすのもおすすめです。
長時間、運動に取り組めない方は工夫して行ってください。
・炭水化物と脂肪を燃焼する理由
体を動かすために必要なエネルギー源は何かご存知ですか?
それは大きく分けて2つ。「炭水化物」と「脂肪」です。
炭水化物はご飯やパン、麺類などの主食、脂肪は油全般やナッツなどに含まれているものです。
有酸素運動とは脂肪を燃焼させることでしたね。
どのような運動でもまず炭水化物が最初のエネルギー源として燃焼されます。
脂肪の燃焼はそのあとで起こります。
以上の理由があるからです。
短時間の有酸素運動の積み重ねでも、脂肪燃焼は確実に行われます。
ですから体に負担をかけないで、気軽に有酸素運動を行うことができまね!
・有酸素運動を行うメリット
全身に酸素を取り込んで、血液を循環させる働きがある有酸素運動。
体にとってメリットがいろいろあります。
では、どんなメリットがあるのでしょう?
◎血管がしなやかになって、高血圧を軽減することが考えられる
◎心配機能(心臓・呼吸筋)の強化
◎基礎代謝量が上がり、新陳代謝を早める
◎不安・抑うつ感を減らす
◎脳が刺激を受けてアイディアが生まれる
◎骨がストレスを受けて強化される
などがあげられます。
ここで注意点があります。
持病のある方・健康について不安がある方は医師の診察が必要です。
きちんと診断を受けたうえで、運動する時間や運動量などを守って行いましょう。
・事前準備を整えてスタート
軽い運動だからといって、何も準備をせずいきなり運動をするのはよくないこと。想像できますよね。
有酸素運動はそこまで激しい運動ではないので、急にやってもいいだろうと思われるかもしれませんが、きちんと事前準備、ウォーミングアップをして体を整えましょう。
◎まずは体をほぐすこと。ケガ予防のためです。ストレッチなどがおすすめ。
◎空腹ではやらないこと。エネルギー源を確保するためです。腹痛を防ぐためにも食後30分以上あけましょう。
しっかりとウォーミングアップをしてから運動を行ったあとは、ウォーミングダウン(整理運動)も必要です。
運動によって筋肉に乳酸がたまってしまい酸化したり、筋肉が硬くなってしまうからです。
どちらも気を付けて行い、体に負担をかけないようにしましょう。
・運動強度は会話ができる程度で
ハードな運動に比べて、長時間続けやすいジョギングやウォーキングなどは、やってみようと思われる方も多いはずです。
場所も選ばないのですぐ行動できるのは有酸素運動のいいところですね。
ただ、速く走って運動強度を上げることは控えましょう。
有酸素運動は「ゆっくり・長時間・続けて」です。
すぐ疲れてしまうことはせず、会話ができる程度で。
また、競技スポーツ(水泳・テニス・卓球・ゴルフなど)も体を動かすことを楽しみながら行えるのならば有酸素運動としての効果はあるでしょう。
友人・家族と会話を楽しみながら、少し汗をかくくらいがちょうどいいです。
体への負担を少なくして、有酸素運動を楽しみましょう。
有酸素運動のことがわかりましたか?
簡単に行える有酸素運動。短い時間の積み重ねでも有酸素運動として効果があるのは嬉しいですね!
体に負担をかけず、有酸素運動を楽しんで行いましょう。