プロテインにもさまざまな効果や特徴があるのをご存知ですか?
適切な判断ができるような選び方をご紹介します!
-
プロテインを理解して目的を決める
プロテインとは、英語でたんぱく質という意味です。
食事でたんぱく質を取ろうとすると、どうしても脂質も多く摂取してしまいます。
しかし、プロテインは脂質の量がとても少ないので、筋肉をつけるのと同時に脂肪も蓄えてしまうと心配な人にはぴったりですよ。
「減量のため」や「筋肉倍増」などパッケージにキャッチコピーがありますが、商品それぞれに特徴があるのです。
プロテインだからと言ってもすべてが一緒の役割ではありません。
これでいいだろうと軽く買っても含まれている成分により、理想的な身体になれないという場合もあるのです。
ムキムキな体なのか、痩せたいから飲むのか。
自分がどのような身体になりたいのか、目的はしっかり持ちましょう。
-
3種類のプロテインのそれぞれの特徴
日本で多く販売されている3種類のプロテインの特性を比較してみましょう。
◎ホエイプロテイン
栄養を濃縮していて、体内と筋肉への吸収が早いのが特徴。
そして、低カロリー。
ホエイプロテインを取り込むことにより、疲労回復や筋肉を発達させ骨を頑丈にしてくれます。
摂取するタイミングとしては、吸収が早いので運動を終えたすぐ後がいいですよ。
◎カゼインプロテイン
摂取した後は体内で固まり、血液の中をゆっくり流れて吸収していきます。
脂肪をつけずに綺麗なボディラインを作り出してくれます。
摂取のタイミングは、就寝前がベスト。
寝ている最中に成長ホルモンと一緒にたんぱく質がゆっくり吸収していきます。
◎ソイプロテイン
吸収時間が長く、腹持ちがいいためダイエットに適しています。
摂取しながら適度な運動を行えば、脂肪燃焼と筋力向上が可能になるので、シェイプアップしたいと思うならソイプロテインがいいでしょう。
-
プロテインの成分比率は必ずチェック
プロテインには成分比率というのがあります。
注意する点は、制限アミノ酸と炭水化物の分量です。
制限アミノ酸とは、対象となる食品などに含まれる必須アミノ酸の中で最も充足率が低いアミノ酸のこと。
トリプトファン2.8g、スレオニン4.9g、バリン5.3gがあった場合、トリプトファンを指します。
必須アミノ酸が多いほうがいいのではなく、含まれる量と割合のバランスがとれているものです。
そのバランスが偏っているとあまり意味がありません。
例えば、制限アミノ酸が50gとその他のアミノ酸が60gのプロテイン。
もう一方は、制限アミノ酸が20グラムにその他のアミノ酸が60gのプロテイン。
これで比較すると前者のほうがいいバランスと言えるでしょう。
-
溶かすドリンクによって異なる選び方
プロテインを溶かすドリンクでも選ぶ商品は変わってきます。
たんぱく質の他にも糖質に注目しましょう。
疲労回復や筋肉を強くするには、糖質とたんぱく質を一緒にとると効率的です。
お金がかからないからずっと水という人も中にいるのでしょうか。
他にも試してみるとバリエーションが増えますよ。
牛乳で割る方法もありますが、脂質も含んでしまいダイエットにはあまり有効的ではないです。
増量が目的の人には最適だと思いますが。
割るドリンクが水の場合、たんぱく質:糖質=1:3の成分比率で。
100%フルーツジュースなどの場合、糖質が少なめのプロテインにしましょう。
他には、スポーツドリンクもいいですね。
さまざまなドリンクでプロテインを割って楽しんで続けましょう。
味に飽きてやめてしまっては、もったいないですよ。
-
本当にプロテインが必要か考えるべし
いい筋肉をつけるためにはたんぱく質が必要ですが、食事で十分に摂取できている可能性もあります。
その場合は無理にプロテインを飲む必要はありません。
プロテインが効果を発揮するのは、普段の食事で摂取するたんぱく質量が体重×1.6g以下の場合です。
つまり、それ以上にたんぱく質を取っている人には必要ないということになりますね。
プロテインを始める前に、毎日取っている食事の内容を見直してみましょう。
たんぱく質以外の栄養のバランスを考え、必要ならサポートとして導入してください。
無理に飲んで体調が悪化してしまっては本末転倒です。
取り入れる際は、注意点を抑えて扱うようにしましょう。
いかがでしたか?
プロテインをどう活用しようか迷たときには、以上の注意点を考慮してご自身にあったプロテインを選びましょう。